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2022/04/18 03:40

日本は資源がない国!と言われていますが、本当にそうでしょうか?

国土という資源は?どうでしょうか?
日本の国土の3分の2は森林といわれています。
これは経済大国のなかでは大きな資産です。この中で人工林は日本の森林の4割です。
国土の面積3779万ヘクタールのうち森林面積は2510haでその4割が1035万haが人工林。
林家と言われている個人の所有者と経営団体が所有している生産のための山林です。
一方木材と言えば北欧が大生産地で林業を持続可能な事業として行っている地域ですが。
その中の「スウェーデン」だけが2340万 haと日本より森林面積がそんなに違わない。「むしろ狭い!?」

        生産量         木製品輸出額
 日本     3,900万立法メートル    963(100万ドル)
 スウェーデン 6,200万立方メートル   5,797(100万ドル)

かなり違いますね。生産のための森林面積はさして変わらないのに...
これは政策として「産業として大事な外貨収入源」のためスウェーデンは「日本にも輸出」している。ということでもあります。
これに対して、日本は政策として「木材を大規模工場を作って増産する」という政策をとっています。
これから「製材を増産する」と「需要を伸ばす」事業をしている最中です。

その背景には「1980年」くらいまで林業が盛んだったころの樹木が「50年生」以上になり、「収穫期」を迎えた
ということもあるでしょう。
北欧の国々に負けないくらいの資源がある日本は、いままでの林業の見直しをし、
新しい森林管理林業の在り方。供給と需要を育成する事業が行われている最中です。

令和3年6月 新たな森林・林業基本計画の閣議決定に当たって

森林の問題は単に材料の供給する林業の資産を生み出す場としての問題よりも環境保全の問題が半分以上となっています。
以前のお話ではないですが、山野の荒廃は私たちの生活環境にも影響が出るものです。
産業としての林業を見直し今まで人の手が入らなかった森林の保全という面での政策という切実なSDGs的な問題があります。
というわけでこれにて。みなさん。今後ともこのブログよろしくお願いします。